安全帯からフルハーネスへ名称変更
フルハーネスは以前は安全帯と呼ばれていました。
いわゆる命綱ですが、以前用いられていたもので廃止された安全帯もあります。
それは胴ベルト型と呼ばれていたもので、胴体に装着するタイプでした。
なぜ廃止されたかというと、落下した場合に胴体を強く締め付けることになるからです。
それが原因で骨折したり内臓に損傷を負傷することがあったからです。
そのため今ではフルハーネスが主に使用されています。
万が一落下した場合でも体全体をホールドするため、比較的安全です。
高所で作業するスタッフは全員フルハーネスを付けることが義務付けられています。
慣れないと、動きが妨げられるように感じるかもしれません。
こちらのサイトではハーネスによる特別教育講習を開催しています。
高所作業に従事する人が義務付けられている講習です。
試験ではないので、事前に勉強する必要はありません。
約一日で実技と理論について学ぶことができます。
特に昔ながらの職人さんにとっては、講習に参加するなんて面倒だと感じるかもしれません。
しかし経験者であればあるほど安全意識を怠ってしまうことがあります。
自分にかぎって足を滑らすことはないと考えるでしょうか。
経験のあるなしにかかわりなくすべての人が安全に関する高い意識を身に着ける必要があります。
安全を怠ると、自分や家族を傷つけてしまうことにもなりかねません。
ひと手間で一人の命を守ることさえできます。
たった一日の講習で多くのことを学べるでしょう。